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2025.02.23

相続不動産の売却と、事前準備の大切さ

住む人がいない家、どうする?

本日、中古戸建てのご契約がありました。今回の物件は、お客様が相続された不動産で、ご親族の中でも誰も住む予定がなく、「このまま空き家にしておくのは勿体ない」とのことで売却のご相談をいただきました。

相続不動産の売却は、通常の売却と比べて考えるべきポイントが多くあります。特に、相続登記が済んでいるかどうか、敷地の境界は明確かといった点は、スムーズな売却に大きく関わります。今回のケースでは、相続登記は完了していましたが、測量をしていなかったため、売却に向けて確定測量を行うことをご提案しました。

確定測量をすることで、土地の境界が明確になり、買主様とのトラブルを防ぐことができます。特に古い住宅の場合、「実際に使っている範囲」と「登記上の境界」がずれていることもあり、事前に測量しておくことで安心して取引を進められます。

事前にリスクを把握し、安心の売却へ

売却を進める際、もう一つ重要なのが「地中埋設物の確認」です。築年数の古い物件では、地中に古い基礎や浄化槽などの埋設物が残っていることがあり、買主様が解体する際に発覚するとトラブルになる可能性があります。そこで、お客様には「万が一、地中埋設物が出た場合の対応」について、事前にご説明しました。

「何か問題が起きたときにどうするか」を事前に決めておくことで、売主様も買主様も安心して取引を進めることができます。今回のお客様も、「地中埋設物のことなんて存じておらず、そのようなこともあるのか」と、しっかり理解された上で契約を進めることができました。

相続不動産の売却では、「売ること」だけでなく、安心して売ることが大切です。そのためには、測量や地中埋設物の確認など、事前の準備が欠かせません。後々のトラブルを防ぎ、スムーズな取引を実現するために、事前のリスク説明を徹底しながら、これからもお客様の大切な不動産の売却をサポートしていきます!
売主様も買主様も、双方がお互いの立場になって考えていただくことも大切であると改めて認識したご契約でした!

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