
スタッフブログ
たいしたこと、ないなんてない
思いもよらない一言
「たいした物件じゃないんですが、わざわざ来てもらって、すみませんね」と言われました。今日は訪問査定。売主様のご自宅にお伺いしました。リビングに通して頂いて、売主様が開口一番に言った言葉でした。
昨日もブログに書いた43条但し書き道路に面したお建物(ご自宅とは別)の査定でしたので、万人受けする物件ではないかもしれませんが‥。どういう意図でおっしゃってるのかな?と思いました。
そのまま私の名刺をご覧になって、「賃貸経営管理士を持ってるの?」と聞かれたので、前職は賃貸管理や賃貸仲介だったことをお伝えしました。すると、「将来的に現在のお住まいからの住み替えも考えており、そのときにはお願いすることもあるかもしれない」とおっしゃいました。現在のお住まいは一棟マンションの1階部分。2階以上は賃貸で貸しておりご自身で賃貸管理をなさっていて、「賃貸」の文字をみてお話くださったそうです。
確かに、査定物件と比べれば規模は大きくなります。そういう比較で最初の一言をおっしゃったのかもしれません。
相談の背景が、垣間見えました
でも、売主様とお話して、売却査定をした経緯や物件についてのお話ぶりを聞くと、たいしたことない物件ではないことが伝わってきました。
もちろん私も役所調査や査定もしっかり準備してきました。買い取り査定、仲介査定をお伝えした上で、今後の進め方を提案しました。
売主様のお話の中にお子さんのお名前が何度か登場しました。相続が発生すればお子さんが引き継ぐことになります。今不動産の整理を始めたのは、将来お子さんに負担がかからないようにすることが目的と教えてくれました。
私の家族とシチュエーションが似ていることも分かり、売主様のお気持ちが想像できました。
お力になれますように。