
コラム
1年後に家を売りたい。いつ不動産会社に連絡すればいい?
「1年後くらいに売りたいけど、不動産会社に相談するにはまだ早い?」
「売ると決めたわけじゃないけど、ちょっと先の話でも聞いてもいいの?」
実はこのようなお悩み、かなり多くの方が抱えています。
不動産売却は人生の中でも大きな決断のひとつ。
だからこそ、「売るかどうかはまだ確定していない」段階で動くことにためらいを感じる方も多いのです。
でも結論からお伝えすると、「1年後に売りたい」と思っているなら、今から不動産会社に相談するのは早すぎません。
むしろ、余裕があるからこそ、損をせずに・慌てずに・納得感のある売却を実現するための準備ができる絶好のタイミングです。
✅ そもそも「不動産売却にかかる期間」はどのくらい?
売却活動をスタートしてから、お金を受け取るまでにかかる期間の目安:
- 査定・準備期間:1〜2週間
- 売却活動(広告掲載〜契約まで):平均2〜3ヶ月
- 契約〜引き渡し(買主のローン審査等):約1ヶ月
合計3〜4ヶ月程度が一般的ですが、以下の場合は+2〜3ヶ月かかることもあります:
- 境界未確定・測量が必要な土地
- 空き家の解体や残置物撤去が必要
- 相続登記や権利関係の整理が必要
- 買主が住宅ローンを使う場合
🗓 1年後に売りたいなら、理想は「半年前〜3ヶ月前」までに準備完了
「来年の春に売りたい」「子どもが卒業したら家を売ろう」などの予定がある方は、
遅くとも売却希望時期の半年前には一度不動産会社に相談するのが理想です。
その理由:
- 1. 査定額の確認 → 売却時期の最適化につながる
価格の動きを見ながら「今売るか・来年に持ち越すか」など判断しやすくなります。 - 2. 今のうちに“気づけること”がある
→ 再建築不可、境界の不明、未登記の私道持分など、早めに確認・対処できます。 - 3. 買主にとって魅力的なタイミングを見極められる
→ 需要の高い「春の新生活」「転勤シーズン」に向けた逆算が可能に。
💡 今から始めておくといい4つのこと
- 相場を知る(査定・周辺事例チェック)
→ 「いま売ればいくら?」の感覚を持つことが、将来の判断材料になります。 - 土地・建物の権利関係を整理
→ 登記簿で名義や私道持分、共有者の有無などをチェック。 - 測量や解体の段取り検討
→ 測量2〜3ヶ月、解体1ヶ月など、売却準備に時間がかかることも。 - 生活予定とあわせて売却プランを立てる
→ 引っ越し時期や住み替え先を考慮して計画を立てましょう。
📣 「まだ売ると決めていない」という方も大歓迎
「まだ明確に決めていない」「状況次第で変わるかも」
そんな段階でも相談しておくメリットは十分にあります。
大切なのは、「準備しておいて損はない」ということ。
相談=契約ではありません。
弊社では「先の売却を考える方」からのご相談も多数
- 来年の春に住み替えを検討している
- 相続した実家、来年以降に処分予定
- 築年数が経っている戸建て、タイミングを見て売りたい
価格が落ちにくい時期に売るには?
測量・登記、今からやっておくべき準備は?
住みながら売る or 退去後に売る、どちらが良い?
今査定を受ける意味はある?
こうした「まだ売らないけど聞いておきたい」ご相談にも丁寧に対応いたします。
✅ まとめ:「1年後に売りたい」なら、“今から少しずつ”が正解です
不動産売却は、準備の早さが結果を左右します。
- 慌てない
- 迷わない
- 無駄な出費や税金の負担を防げる
「まだ迷っている」「話を聞いてから判断したい」
その段階からで大丈夫です。
まずは、今の状況と希望を整理するところから、ご一緒しましょう。