
コラム
築30年の戸建てはいくらで売れる?新小岩での実例と傾向
「築30年の家だけど、これってもう価値ないのかな…?」
新小岩エリアで家の売却を検討されている方から、こうしたご相談をよくいただきます。
築30年を超えると、「古いから売れないのでは?」と不安になる方も多いかもしれません。
ですが、結論から言えば、築30年の戸建てでも売却は十分可能です。
特に新小岩のようなエリアでは、住居用だけでなく、民泊やシェアハウス目的の購入希望もあるため、
古家付き物件のニーズは根強く存在しています。
本記事では、新小岩エリアにおける築30年前後の戸建てがいくらで売れているのか、
価格を左右する要因、そして売却成功のポイントについて詳しくご紹介します。
新小岩はどんな街?エリア特性と地価の傾向
東京都葛飾区の新小岩は、JR総武線の快速停車駅で、
東京・新宿方面へアクセスがしやすく、通勤通学の利便性に優れた立地です。
駅周辺には商店街や飲食店が充実し、南口の「ルミエール商店街」は地域のランドマーク的存在。
また、新小岩は外国籍の住民が多く暮らすエリアでもあり、
外国人投資家や民泊運営を視野に入れた購入希望者からの問い合わせも増えています。
新小岩の築30年戸建ては、実際いくらで売れている?
近年、新小岩エリアで売却された築30年前後の木造戸建ての実例を見ると、以下のような価格帯が目立ちます。
- 土地面積:70〜100㎡
- 建物:木造2階建て、延床80〜100㎡前後
- 売却価格:概ね2,800万〜4,200万円
ただしこれはあくまで目安であり、価格は以下の条件によって大きく変動します。
売却価格に影響する5つの要素
1. 土地の形・接道・整形性
整形地・公道接道・接道2m以上などの条件が整っていれば評価は高く、
旗竿地や再建築不可の土地は価格が抑えられやすくなります。
2. 建物の状態
築30年でもリフォーム歴や手入れ状況が良ければ「そのまま住める家」として販売可能。
老朽化が激しい場合は「解体前提」と見なされ、建物価値がゼロになることも。
3. 駅距離と周辺環境
徒歩10分以内・平坦地・スーパーや学校が近いなどの生活利便性が高い立地は人気です。
4. 民泊・収益物件としての活用可能性
インバウンド需要がある新小岩では、民泊用途としての購入も視野に入ります。
リノベーションで収益化を狙う買主も存在します。
5. 外国籍の買主ニーズ
外国籍の方は「広さ」や「多世帯利用」を重視する傾向もあり、
「古くても広い家」に対する需要があります。
売却の成功事例:古家付き物件が活用目的で高評価
実際に弊社で扱った築32年・室内未リフォームの物件が、
外国籍オーナーによる「簡易宿泊施設への転用」という目的で購入されました。
- 築古 × リフォーム前提
- 3DKで間取り分割しやすい構造
- 駅徒歩9分の立地
このような物件は、住居ニーズ以上に「収益化しやすい物件」として評価されるため、
価格の下限を見誤らないことが大切です。
解体するべきか?そのまま売るべきか?
「築30年の戸建ては、古いから更地にしないと売れない」と思われがちですが、
“現況のまま売る”方が高く売れるケースも少なくありません。
- 建物ありで「投資用」「住居用」需要を狙う
- 解体費用(100〜150万円)をかけずに済む
- 民泊や多世帯住宅として再利用の可能性あり
解体前に、不動産会社へ「現況で売れるか?」を確認するのがおすすめです。
築30年戸建ての売却を成功させるポイント
- 価格設定:土地+建物残存価値+用途可能性(民泊・賃貸など)で評価
- 広告戦略:買主属性(住居・投資・外国籍など)に合わせて訴求
- 状態アピール:内装状態が良ければ「そのまま使える」訴求が効果的
室内の片付けやクリーニングは、売却方針が決まってからでOK。
査定時点では現況のままで問題ありません。
まとめ:築30年の戸建てでも、新小岩なら“売れる価値”がある
新小岩エリアの築30年戸建ては、「古いから価値がない」と判断するのは早計です。
立地・土地条件・建物状態に加え、
民泊や外国人オーナーなど“活用重視の買主層”が存在する地域特性を活かせば、
売却価格にも十分に期待が持てます。
ご相談はお気軽に。用途も含めた「売却戦略」をご提案します
弊社では、新小岩での戸建て売却において、
「住む」「貸す」「活用する」といった多様な買主の目線を意識した販売戦略をご提案しています。
- 解体して売るべきか?そのまま売るべきか?
- 民泊・外国籍層へのアプローチを含めた販売計画
- 査定価格の妥当性と、売却時期の見極め
築年数が経過した物件特有の不安も、丁寧に整理いたします。
「いま売れるなら価格だけでも知っておきたい」
──そんな方も大歓迎です。
まずはお気軽にご相談ください。