
コラム
土地を売るときに「地中埋設物」が出てくる?江戸川区・葛飾区で体感7割超の“あるある”とは
土地を売却するとき、多くの方が意識するのは「建物の解体」「測量」「価格交渉」などかもしれません。
しかし実務の現場で、意外と盲点になりやすいのが“地中埋設物”の存在です。
特に江戸川区・葛飾区では、体感7割以上の物件で何かしらの埋設物が出てくる印象があります。
「そんなものが埋まっているなんて知らなかった…」
「売却後に“撤去してくれ”と言われてトラブルに」
こうしたケースは、売主様にとって精神的にも金銭的にも負担になることがあります。
✅ そもそも「地中埋設物」とは?
地中埋設物とは、地面の中に埋まっている人工物やゴミ、構造物などの総称です。
代表例:
- 古い基礎やコンクリートガラ
- 浄化槽・桝(マス)・配管やタンク
- 杭(くい)・支持杭の残骸
- 木片・ガラス片・生活ゴミ類
ほとんどの場合、解体・掘削工事中に初めて発覚します。
🏘 親世代が建てた戸建てに多い
江戸川区・葛飾区の築30~50年の戸建てでは、以下のような事例が見られます:
- 使わなくなった浄化槽がそのまま埋め戻されている
- 建て替え時に一部の杭・基礎が残されていた
- 古い増築部分のガラが放置されていた
売主様が内容を知らないケースも多くあります。
📌 「知らなかった」では済まされないことも
売主様が知っていたことを伝えていなかった場合は、売却後のトラブルにつながることも。
心当たりがあるなら、正直に伝えておきましょう。
💸 撤去費用の目安|立米(リューベ)とトラック台数で決まる
埋設物内容 | 概算費用 |
---|---|
軽度なガラ(1〜2㎥) | 5万〜10万円前後 |
浄化槽(1基) | 10万〜20万円程度 |
支持杭の撤去(重機使用) | 20万〜50万円以上 |
大量のガラ・廃材 | 1.5〜2万円/㎥ × 搬出+人件費 |
🚧 重機の可搬性が費用を左右
- 重機が敷地に入れる → 費用は抑えやすい
- 細道や隣家が近い → 手作業が増えて高額に
💬 契約後に「撤去して」と言われるリスク
売却後に買主が建築予定で掘削した際、地中埋設物が発見され「撤去してほしい」と求められることがあります。
契約不適合責任として売主が責任を問われる可能性もあるため、
あらかじめ「知っている情報は開示する」ことが大切です。
🧾 売却前にやっておきたい3つのこと
- 心当たりは正直に不動産会社へ
簡易調査や費用の見積もりが可能な場合も - 契約書に条件を明記
「現況渡し」や「売主負担条件」などの記載でトラブル回避 - “想定しておく”意識を持つ
解体時は「予備費」を組んでおくと安心
✅ まとめ:「見えないけれど、無視できない」地中埋設物
- 江戸川区・葛飾区では埋設物の発生率が高い
- 費用は量・搬出経路・重機の可搬性で変動
- トラブル回避には、事前のヒアリング・明示が大切
📣 ご不安な方は、解体・売却前に一度ご相談を
弊社では、江戸川区・葛飾区エリアでの古家解体・土地売却に多数対応しています。
- 「浄化槽が埋まっているかも」
- 「地中に何かあるか不安」
- 「更地渡しの前に費用を知りたい」
まずは現地調査とご相談から、お気軽にお問い合わせください。