コラム

2025.08.01 売却

土地を売るときに「地中埋設物」が出てくる?江戸川区・葛飾区で体感7割超の“あるある”とは

土地を売却するとき、多くの方が意識するのは「建物の解体」「測量」「価格交渉」などかもしれません。
しかし実務の現場で、意外と盲点になりやすいのが“地中埋設物”の存在です。

特に江戸川区・葛飾区では、体感7割以上の物件で何かしらの埋設物が出てくる印象があります。

「そんなものが埋まっているなんて知らなかった…」
「売却後に“撤去してくれ”と言われてトラブルに」

こうしたケースは、売主様にとって精神的にも金銭的にも負担になることがあります。

✅ そもそも「地中埋設物」とは?

地中埋設物とは、地面の中に埋まっている人工物やゴミ、構造物などの総称です。

代表例:

  • 古い基礎やコンクリートガラ
  • 浄化槽・桝(マス)・配管やタンク
  • 杭(くい)・支持杭の残骸
  • 木片・ガラス片・生活ゴミ類

ほとんどの場合、解体・掘削工事中に初めて発覚します。

🏘 親世代が建てた戸建てに多い

江戸川区・葛飾区の築30~50年の戸建てでは、以下のような事例が見られます:

  • 使わなくなった浄化槽がそのまま埋め戻されている
  • 建て替え時に一部の杭・基礎が残されていた
  • 古い増築部分のガラが放置されていた

売主様が内容を知らないケースも多くあります。

📌 「知らなかった」では済まされないことも

売主様が知っていたことを伝えていなかった場合は、売却後のトラブルにつながることも。
心当たりがあるなら、正直に伝えておきましょう。

💸 撤去費用の目安|立米(リューベ)とトラック台数で決まる

埋設物内容概算費用
軽度なガラ(1〜2㎥)5万〜10万円前後
浄化槽(1基)10万〜20万円程度
支持杭の撤去(重機使用)20万〜50万円以上
大量のガラ・廃材1.5〜2万円/㎥ × 搬出+人件費

🚧 重機の可搬性が費用を左右

  • 重機が敷地に入れる → 費用は抑えやすい
  • 細道や隣家が近い → 手作業が増えて高額に

💬 契約後に「撤去して」と言われるリスク

売却後に買主が建築予定で掘削した際、地中埋設物が発見され「撤去してほしい」と求められることがあります。

契約不適合責任として売主が責任を問われる可能性もあるため、
あらかじめ「知っている情報は開示する」ことが大切です。

🧾 売却前にやっておきたい3つのこと

  1. 心当たりは正直に不動産会社へ
    簡易調査や費用の見積もりが可能な場合も
  2. 契約書に条件を明記
    「現況渡し」や「売主負担条件」などの記載でトラブル回避
  3. “想定しておく”意識を持つ
    解体時は「予備費」を組んでおくと安心

✅ まとめ:「見えないけれど、無視できない」地中埋設物

  • 江戸川区・葛飾区では埋設物の発生率が高い
  • 費用は量・搬出経路・重機の可搬性で変動
  • トラブル回避には、事前のヒアリング・明示が大切

📣 ご不安な方は、解体・売却前に一度ご相談を

弊社では、江戸川区・葛飾区エリアでの古家解体・土地売却に多数対応しています。

  • 「浄化槽が埋まっているかも」
  • 「地中に何かあるか不安」
  • 「更地渡しの前に費用を知りたい」

まずは現地調査とご相談から、お気軽にお問い合わせください。

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