
コラム
「誰に届いてますか?」広告のターゲット、見直していますか?
不動産を売却しているのに、まったく動きがない。
広告も出しているし、写真もきれい。でも「なぜか売れない」──そんなとき、多くの方が見落としているのが「広告の届いている相手」です。
広告は「出すこと」以上に、「誰に届いているか」が重要です。
今回は、反響が伸びない原因として意外と多い「ターゲットのズレ」と、その見直し方法についてご紹介します。
「誰でもいい」は誰にも届かない
不動産広告において、「どんな人に見てもらいたいか」が明確でないと、その広告は誰にも響かない“無難な情報”になってしまいがちです。
たとえば、築年数が経過した一戸建ての広告に、モデルルームのような白飛びした写真や「駅近で便利」だけの説明文が並んでいたら、誰に向けた情報なのかが見えにくくなります。
広告の情報がぼんやりしていると、内見どころか問い合わせにも至らないのです。
ターゲットを絞るメリットとは?
「ターゲットを絞ると買ってくれる人が減るのでは?」と感じるかもしれません。
しかし、実際には“誰か一人”に刺さる広告のほうが、反響が増える傾向があります。
ターゲット設定のメリット:
- 物件の魅力をピンポイントで伝えられる
- 内見者の購買意欲が高まりやすい
- 広告に「暮らしのイメージ」が生まれる
つまり、ターゲットを定めることは、売れ残りリスクを減らす“戦略”なのです。
ターゲット見直しの3ステップ
【STEP 1】今の広告を客観視してみる
「この広告は、どんな層に響く内容か?」を自問してみましょう。
年齢・家族構成・ライフスタイルなどが具体的にイメージできない場合は、ターゲットが曖昧なまま広告が作られている可能性があります。
【STEP 2】物件の特性を分析する
物件の条件から「合う人」を逆算してみましょう。
- 平坦な立地+スーパーが近い → 高齢者・シングル層
- 駐車2台可+学区良好 → 子育て世代
- 3LDKの築古マンション → リフォーム前提で探す若年層
“誰に売るか”を決めるには、まず“物件の強み”を理解することがポイントです。
【STEP 3】広告を“その人”に向けて書き換える
ターゲットが決まったら、広告の文章・写真・間取り図をすべてその人物像に向けて調整します。
たとえばファミリー層を意識するなら:
- 「小学校まで徒歩〇分」
- 「休日は〇〇公園でのびのび遊べます」
- 「収納充実でお子様の荷物もスッキリ」
このように暮らしのシーンを想像できる情報が、内見や問い合わせを後押しします。
反響が少ないと感じたら、「誰に届いているか」を疑う
広告の量や回数よりも、中身と方向性が大切です。
「不動産が売れない」と感じたら、価格や立地だけでなく、「広告が正しい相手に届いているか?」をぜひ見直してみてください。
ターゲットを見直し、その人物に合わせた言葉と写真を用意するだけでも、反響は変わってきます。
売れない広告から抜け出すために
Plus4では、現在他社で売却中の物件についてのご相談も承っています。
「今の広告、誰に向けて出しているんだろう?」と思ったときが、見直しのタイミングです。
広告内容やターゲット像の無料診断をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
新たな視点が、売却の突破口になるかもしれません。