スタッフブログ
過去の案件を振り返る
今日は朝から契約業務をこなし、午後はスライドショーを作ったり、物件写真の差し替えを行ったりと、穏やかな一日を過ごしておりました。
一日中事務所にいると、各スタッフの悩み事などが耳に入ってきます。
とあるスタッフは、専任でお預かりしてもなかなか成約ができず、媒介更新を迎えるにあたって今後どうすべきか悩んでいる様子でした。
苦戦した物件ありましたか??
スタッフの悩みに答えていたら、急に「今までで一番苦戦した物件はどれですか?」と聞かれました。一瞬フリーズしてしまいました。思い出せない……。
あまりにも思い出せないので、過去の契約一覧のファイルをディスプレイに表示して振り返ります。
「ああ、こんな案件あったなぁ」と、無限に思い出話になりそうになったのをグッとこらえて、スタッフの質問に答えます。
この案件は、築浅高性能注文住宅で、中古市場で売却となると割高感ばかりが目立ってしまい、なかなか売れず。媒介更新は2回行い、それなりの価格改定も行った……などと話していきます。
別の案件では、同じマンションで売り出し中の部屋が5部屋もあり、差別化が難しく媒介更新となった案件なども思い出深いです。
そして行き着く答えは結局、売主様と腹を割って話をして解決していくしかないということです。
やれることを全てやった上で、しっかりと報告する。その過程でゴールを見つけていくしかないのです。
時には、初期提案の見立てが誤っていたと認めて、再提案になることもあります。
私の場合、どの部分の見立てを誤ってこの結果となったのかを説明しています。
それが相場を見誤ったのか、エリア特性を見誤ったのか。売主様にお話しすることで理解していただき、修正案を提案します。
時には修正案にご納得いただけず、お叱りの言葉をいただき、媒介契約を解除されてしまうこともあります。
解除を恐れて提案を怠ると、それはまた売主様へ損をさせてしまう恐れもあります。
とにかく向き合って説明する。なんとも抽象的な答えになってしまいますが、それが一番の解決法なのかなと思います。






