コラム

2025.06.22 売却

不動産売却、荷物の撤去はいつまでに行えばよいの?

不動産を売却しようと考えたとき、
「まずは荷物を全部片づけなきゃ」と焦ってしまう方が少なくありません。

ですが、実はすべてのケースで“売り出す前に完全に空にしておく”必要があるわけではないのです。

今回は、不動産売却のパターンごとに、
「荷物の撤去はいつまでに行えばいいのか?」を整理してご紹介します。

🏠 個人向けに売却する場合:ご案内時の“印象づくり”が大切

中古の戸建てやマンションを、住み替えやマイホーム購入を検討している個人の買主に向けて販売する場合、
荷物の撤去は“売却活動の開始=広告掲載”に合わせて完了させる必要はありません。

重要なのは、「ここで暮らすイメージが持てるかどうか」。

✅ この段階で求められるのは「生活感の整理」

  • 雑然とした印象を与えないように、目に入る範囲をスッキリと
  • キッチンや洗面所など水回りは清潔に
  • ゴミや洗濯物、個人的すぎる装飾は避ける

「モデルルームのように完璧に片づける必要」はありません。
“良い第一印象”を作るための整理整頓が目的です。

🏚 業者買取・古家付き土地・更地渡しの場合:契約後でもOK

一方で、買取業者に売却するケースや、
古家付きの土地として売却し「更地で引き渡す」ことが条件となっている場合は、
契約を結んだあと、引き渡し日までの間に荷物を撤去すれば問題ありません。

✅ こうした売却では…

  • そもそも解体が前提のため、建物の状態はあまり問われない
  • 内見を省略してそのまま買取判断されることも多い
  • 売却後に「残置物処分費用」を差し引かれる契約もあるので、事前に確認が大切

「売却前に慌てて片づけないと…」と無理をしてしまうよりも、
契約のタイミングに合わせて冷静に準備すればOKです。

💬 よくある誤解:「売るなら空にしないといけない?」

多くの方が以下のような思い込みで、売却準備にストレスを感じています。

  • 「広告に出す前に、すべて片づけないといけない」
  • 「荷物がある状態では売れない」
  • 「業者に渡すなら、解体もこちらで手配しないといけない」

こうした不安や思い込みを払拭するためにも、
自分のケースに合った売却方法と準備スケジュールを整理しておくことが重要です。

✔ ポイントまとめ:状況に合わせて“撤去のタイミング”を考えよう

売却のタイプ荷物の撤去はいつ?注意点
一般個人向け(戸建て・マンション)ご案内前に“整える”だけでOK第一印象を意識して整理
業者買取・再建築不可・古家付き土地契約後〜引き渡しまで条件に“更地渡し”があるか要確認
更地渡しが条件解体・撤去は引き渡しまでに測量や解体業者のスケジュール調整が必要

📝 不動産売却の準備、ひとりで抱えなくて大丈夫です

「荷物の整理から始めなきゃ」と思ってなかなか動けない方、
「売れるかどうかも分からないのに先に片づけるのは不安」と感じている方へ。

弊社では、売却前の整理計画や、残置物の扱い方、引き渡しまでの流れに関する“セカンドオピニオン相談”も行っています。

どこまで片づけておくべきか?
解体や処分は売主がやるのか?
測量・更地渡しのタイミングはどうなるのか?

こうした“ちょっとした疑問”をクリアにすることで、売却の一歩目がぐっと軽くなります。

「まだ具体的な依頼までは考えていないけれど…」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
無理のない準備ができれば、売却はスムーズに進みます。

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